Illustratorで文字に合わせてサイズの変わる枠をつける

Illustratorを使って文字を四角や円で囲む場合、一般的には矩形ツールや楕円ツールを使用します。でも、これだと文字数が増えた場合に、その都度修正しないといけないのが面倒なんですよね。

文字数が変わっても図形が自動的に変わるようにするには、Illustratorのアピアランスと効果を使用します。

自動的にサイズの変わる四角で文字を囲む方法

  1. 文字を入力します。
  2. アピアランスパレットで「新規線を追加」を選択します。
  3. アピアランスパレットで、追加した線を選択した状態で効果メニューから「形状に変換」の「長方形」を選択します。
  4. 今回は「値を追加」を選択して、任意の数値を入れます。今回は1mmにしました。
  5. ちなみに「値を指定」する場合は、見出しなどをデザインする時ではないかと思います。
  6. 中心からズレているのが気になるので、修正します。効果メニューから「パスの変形」の「変形…」を選択します。
  7. 垂直方向にマイナスの値を入れます。今回は0.4mmほど。これは文字のサイズによって変わるので、プレビューにチェックを入れて目視しながら変更します。
  8. このとおり、囲めました。文字数を変えても、自動的に枠のサイズが変わります。

バリエーション

塗りの長方形で文字を囲む方法

  1. 文字を入力します。
  2. アピアランスパレットで「新規塗りを追加」を選択します。
  3. 追加した塗りを、文字より下に移動します。このとき、任意の色に変更します。
  4. アピアランスパレットで追加した線を選択した状態で、効果メニューから「形状に変換」の「長方形」を選択します。
  5. 「値を追加」を選択して、任意の数値を入れます。今回は1mmにしました。
  6. 線で行った場合と同じく、中心からズレているので修正します。効果メニューから「パスの変形」の「変形…」を選択します。
  7. 垂直方向にマイナスの値を入れます。今回は0.4mmほど。
  8. このとおり、囲めました。

角丸長方形で文字を囲む方法

  1. 文字を入力します。
  2. アピアランスパレットで「新規線を追加」を選択します。
  3. アピアランスパレットで追加した線を選択した状態で、効果メニューから「形状に変換」の「角丸長方形」を選択します。
  4. 今回は「値を追加」を選択して、任意の数値を入れます。今回は1mmにしました。
    「角丸の半径」も入力します。今回は1.5mmにしました。
  5. 中心からズレてるのが気になるので、修正します。効果メニューから「パスの変形」の「変形…」を選択します。
  6. 垂直方向にマイナスの値を入れます。今回は0.4mmほど。これは文字のサイズによって変わるので、プレビューにチェックを入れて目視しながら変更します。
  7. あとは色を調整。このとおり、囲めました。

一文字を円で囲む方法

  1. 文字を入力します。
  2. アピアランスパレットで「新規線を追加」を選択します。
  3. アピアランスパレットで、追加した線を選択した状態で効果メニューから「形状に変換」の「楕円」を選択します。
  4. 「値を指定」を選択して、任意の数値を入れます。今回は幅7mm、高さ7mmにしました。
  5. 中心からズレてるのが気になるので、修正します。効果メニューから「パスの変形」の「変形…」を選択します。
  6. 垂直方向にマイナスの値を入れます。今回は0.4mmほど。これは文字のサイズによって変わるので、プレビューにチェックを入れて目視しながら変更します。
  7. このとおり、囲めました。

以上です。塗りにパターンを適用したり、線を点線にしたりもできるので、いろいろアレンジするのも面白いですよ。